こんにちは、RYOです!
今回は移動平均線について学んだことをここに記していきます。
SMA: Simple Moving Average
WMA:Weighted Moving Average
SMMA:Smoothed Moving Average
EMA:Exponential Moving Average
以上の4つの移動平均線について調べてみました。
単純移動平均線(SMA: Simple Moving Average )
数あるテクニカル指標の中でも移動平均線(MA)ってよく使いますよね。
いろんなテクニカルにも使われている、基本的なテクニカルだと思います。
移動平均線とは、一定期間のローソク足の平均価格を取りそれを線で繋いだものです。
それによってローソク足1本ずつみるとジグザグだった値動きが均一になってトレンドの方向や強さを見る事ができます。
一口に移動平均線といってもどうやら様々な種類があるようで、今回はその違いを勉強しました。まずは単純移動平均線(SMA)です。
SMAは一定期間の終値の平均を算出し、ローソク足1本ずつ期間をずらしながら線で繋いだものです。
平均を取るだけの一番シンプルなMAですね。
例えば10SMAの場合、最新足から遡った10本の終値を合計して10で割ったのがSMAです。
SMAはとてもよくつかわれるMAですが、SMAには以下のデメリットがあります。
①期間内の値の重要度が同じの為、直近の値動きに敏感に反応できない
②期間の値動きしか基準にしていないため、参考にならない動き方になる事がある
まず①についてですが、現在の値動きに一番影響を与えているのは一番近いローソク足です。
足が遠くなればなるほど比較的に影響力は無くなっていきます。ですがSMAは単純に平均しているだけなので『直近の足も一番遠い足も重要度は同じ』と捉えている指標なのです。
なのでトレンドに対して鈍感な動きになるかもしれません。
続いて②についてですが、例えば10SMAの場合最新のローソク足から10本の平均なわけですが、今後の値動きというのは直近の10本だけが影響しているわけでは当然ありません。
なのでこれだけを指標として取引をしてよいのかは疑問が残ります。
このデメリットを解消するために作られたMAがいくつかあるのでまとめてみました。
加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
加重移動平均線(WMA)は一番直近の終値を最重要視し、1本遠い足は重要度を1つ減らし、2本遠い足はもう1つ重要度を減らし、という具合で平均を取ることで直近の値動きに敏感に対応できるMAです。
例えば10WMAの場合、
直近の終値を10倍
直近の1本前の終値を9倍
直近の2本前の終値を8倍
直近の3本前の終値を7倍
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直近の9本前の終値を1倍
↓
かけた分のすべての終値の数55で割る
という具合になります。
↑こんな感じですね。
なるほど 直近の終値が一番重要視されていますね
試しにSMAとWMAを比較してみました。20MAでの比較です↓。
WMAの方が比較的値動きに敏感な動きをしていますね。
これで直近の値動きに敏感に対応できるようになりました。
ただし、もう1つの『(指定した)期間の値動きしか基準にしていない』というデメリットは解消できていません。
そこで考えられたのがSMMA、EMAという移動平均線ですが、続きは次の記事にしようと思います。