今回はストキャスティクスとRSIについて調べてきたことを記していきたいと思います。
ストキャスティクスとRSIはなんだか似ている
価格の行き過ぎを感知する代表的なテクニカルにストキャスティクスとRSIがあります。
ストキャスティクス
%D(S%D)が80以上で買われ過ぎなので売りサイン
%D(S%D)が20以下で売られ過ぎなので買いサイン
RSI
70以上で買われ過ぎなので売りサイン
30以下で売られ過ぎなので買いサイン
という事でこの2つ何がちゃうねんと思いながら過ごしていたわけですが、次のステップへ進もうという事でこの2つの指標の中身と、どのように使えば効果的かを勉強したのでまとめてみました。
僕はEAやインジケーターを作るためにMQLを勉強しているので、RSIとストキャスティクスはどちらもとても有名なテクニカル指標なのでしっかり勉強していきます!
今回はストキャスティクスです。
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスは
%K %D S%D
の3つの指標があります。
なので最初見たときは「ややこしい!」となりました。
この3つの中でベースとなるのは『%K』です。
%K
『%K』はある一定期間の中で、現在の値段が高いか安いか相対的に表したものです。
↑上の図が%Kを表した図です。上の図で言うと%Kは80です。
『指定した一定期間の中で、最安値から測って現在値は何%か』を表したもの、という感じです。
%D
では『%D』はどういった指標なのかというと、こちらとなります↓。
訳分らんわいという感じなのですが、しっかりと覚える必要はないかなーと思っています。
要するに『%K』の一定期間の単純移動平均です。
期間は一般的には3日平均を使われることが多いです。
S%D
『S%D』は『%D』の一定期間の単純移動平均です。
こちらも期間は一般的に3日平均を使われることが多いです。
こうしてみたら%Kがベースなのがよくわかるにゃ
この3つの指標の中で、基本的には2つの指標を使用します。
『%K』と『%D』を使用するのがファストストキャスティクスと呼ばれます。
『%D』と『S%D』を使用するのがスローストキャスティクスと呼ばれます。
ストキャスティクスを上手に使うには?
ストキャスティクスの概要は分かったのですが、問題はどうやったらうまく使えるのか、というところです。
こちらについてもポイントを勉強したのでまとめてみました。
%Kは長めの期間に
上述の通り、『%K』は指定した一定期間の中で数値を取ります。
なので、短い期間で取ってしまうとあまり正確な指標にならないことが多いです。
例えば、『%K』を5日にしていたとしたら、26日のように長めの指標なら上昇傾向なのに、直近の5日で少し下がっただけでストキャスティクスは「売られ過ぎー!」と言ってきます。
なのでダマシに合わないように短めの期間を設定する際は要注意です。
エントリー時は見極めが大事
上述の通り、「ストキャスティクスは80%以上で買われすぎだから売り」とよく言われます。
ですが鵜吞みにし過ぎて機械的にエントリーしてしまうのは危険で、『上昇傾向にある=さらに買いが過熱する可能性』も十分にあります。
なので様子を見ながら『80%以上を推移していて、割った瞬間(=上昇トレンドの終わり)を狙う』など、しっかり見極めることが重要です。
また、ストキャスティクスは
・ファストストキャスティクスは『%K』と『%D』の2つの指標を使う
・スローストキャスティクスは『%D』と『S%D』の2つの指標を使う
と言いましたが、
・『%K』は敏感に大きく動くので、現在の値動きの把握に役立つ
・『S%D』は平均化されて動きが緩やかなので、ダマシに強い
と、それぞれに強みがあるので、状況に応じて3つの指標を見ながら判断することも重要かもしれません。