こんにちは、RYOです。
今回はFXの勉強をしていて通貨の値動きについて学んだ通貨についてここに記す試みです。
FX取引されている主要通貨とは
FXにおける通貨ペアって色々ありますよね。
日々、どれだけの通貨ペアを監視しているかはその人の投資スタイル、生活リズムによってまちまちだと思います。
また、どれくらいの通貨ペアを取り扱っているかもFX会社によってまちまちです。
どれくらいの通貨ペアがあるか調べてみたら大体平均で20~30ペア位を取り扱っている会社が多く、中には50ペアとか100ペア取り扱っている会社もありました。
マイナーな通貨を見ている人は多くないですが、主要な通貨は監視している人は多いと思います。
主要な通貨と言うと大体下記の通貨になるかと思います。
USD・・・アメリカ合衆国ドル
EUR・・・ユーロ
JPY・・・日本円
AUD・・・オーストラリアドル
GBP・・・イギリスポンド
NZD・・・ニュージーランドドル
CAD・・・カナダドル
CHF・・・スイスフラン
それぞれの通貨の特徴は?
通貨について調べていると、通貨にはそれぞれ特徴があるようでまとめてみました。
USD(米ドル)
USDは最も取引量の多い世界の基軸通貨です。
取引量がとても多いですが、2024年はボラティリティもあり、活発な取引がされています。予想の範囲内で価格が推移しやすいですが、ニュースが多すぎるので常に監視が必要です。
通貨としては、ほかの国の通貨から影響を受けるより、自国の影響を大きく受けやすいです。
なのでアメリカ主導で動くことが多く、アメリカの経済指標はいつも注目されています。
EUR(ユーロ)
EURはUSDに次いで第二の基軸通貨です。
EURはUSDとの相関性が高く、
『USDに良い材料があればEURは売られ、USDに悪い材料があればEURは買われる』傾向にあります。
また、ユーロ圏は複数の国で構成されているので、1つの国の経済指標を追いかけてもあまり意味がありません。テクニカルもドルよりは効きづらい傾向があります。
JPY(日本円)
JPYはUSD・EURに次いで第三の基軸通貨です。
この3つの通貨を合わせて『世界三大通貨』と言われることもあるようです。
JPYは他国の通貨(特にUSD・EUR)からの影響を受けやすい通貨で、
他国の通貨と比べて相対的に上がったり下がったりがしやすい通貨です。
コロナショックなどの大きな悪い材料が出ると円買いが行われます。
通貨だけでなく経済指標の影響も受けやすい通貨です。
『世界的に景気が良ければ円は売られ、悪ければ円が買われる』という傾向があります。
とはいえ、2024年から始まったNISAなどでは外国投信を購入=円をドルに変えて購入
するため、円がひたすら売られやすい状況になっており、この傾向は長期間続くと見られています。
AUD(豪ドル)
AUDは資源国通貨と言われるほど、鉄鉱石や石炭などの豊富な資源を持っています。
AUDの特筆する点は輸出国の割合で、全体の30%が中国向けに行われています。なので中国の景気や経済指標に影響されやすい性質があります。
『中国の景気が良ければAUDは買われ、悪ければ売られる』という傾向にあります。
ただ、世界経済から受ける影響はUSDやEURよりも少ないため、比較的取引しやすい通貨でもあります。
GBP(英ポンド)
GBPはUSD・EUR・JPYに次いで4番目の基軸通貨です。
4番目の基軸通貨といったものの、上記3つと比べるとそこまで流動性はなく、投機性が高い傾向にあります。
ボラティリティが大きい通貨で、かつては『殺人通貨』と言われていましたが、最近は以前よりもおとなしい傾向になっています。
NZD(ニュージーランドドル)
NZDはAUDと同じく資源国通貨と言われていますが、メインは農業ですので、比較的穏やかな値動きをします。
基本的にAUDと特徴が似ていて、中国の影響を大きく受けます。なのでNZDを取引しようと思ったらオーストラリアと中国の景気や社会情勢に注目です
また、AUDとの相関が高く、トラリピなどを行う場合はこの通貨が一番安全です。
CAD(カナダドル)
CADはAUDとNZDと同じく資源国通貨です。
ですが、上記2通貨と比べて資源によって変動する幅が少ない傾向にあります。
また、USDとの関連性が最も強く、『USDが買われればCADが買われ、USDが売られればCADが売られる』といった状況になりやすいです。
また原油価格とも関連性が強く、USDと同様『原油が買われればCADが買われ、原油が売られればCADが売られる』という状況になりやすいです。
こういったようにカナダ主導で相場が動くというより、USDや原油主導で動くことが多いです。
CHF(スイスフラン)
CHFは2015年のスイスショックがあり多くのFXトレーダーが破産した出来事がありましたが、それでも永世中立国であり安全通貨と言われています。
そのため『リスクオフで買われ、リスクオンで売られる』という傾向があります。
スイスショック・・・スイス国立銀行が『1 EUR=1.20 CHFの上限廃止』を発表した事でCHFの買い注文が殺到して『CHF高、他国の通貨安』の状況が短時間で引き起こされ多くのトレーダーが強制ロスカットとなった
投資の機会損失をしないよう複数の通貨ペアをチェックしよう
以上が僕が調べた各通貨の特徴となります。
上記の通貨で他にも別の特徴があったり、別の注目すべき通貨があるかもしれません。
チェックする通貨ペアを絞りすぎると投資の機会を損失することにつながるので、少なくとも主要な通貨くらいはチェックしていきたいですね!