※こちらはインジケーターですので、MT4のIndicatorsフォルダにいれてご利用下さい。
開発者:シストレファクトリー
MT4のチャートに勝率表示ができるインジケーター「WinRatePro」の特徴
今回ご紹介するツールは、MT4のチャートにリアルタイムでバイナリーオプションのサインツールの勝率表示ができる「WinRatePro」です。
チャートに適用するとリアルタイムで指定したローソク本数内の「取引回数」と、「市場別や曜日別の勝率」が表示されますので、短期間のバックテストの代わりとしてご利用いただけます。
どんなに優れた手法でも苦手な相場が存在しますが、勝率表示を見れば苦手な相場でわざわざ取引することを避けられますので、時間とお金を守ることができます。
特に、インジケーターの勝率が40%を切っている時間帯などは、明らかに普段の相場環境とは違うことを示唆していますが、WinRateProを表示していなければほとんどの人は気づくことができません。
トレードが上手い人は「やってはいけない日」が勝率を見なくても気づきますが、初~中級者はそれがわからず負けてしまうことが多いです。
WinRateProの特徴
・マーチンあり無しの勝率も計算できる
・マーチンの回数設定は1~5回まで可能
・市場時間帯別の勝率表示
・曜日別の勝率表示
※データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターとサブチャートに矢印がでる(RSIなど)サブチャート型のインジケーターには未対応ですのでご了承下さいませ
※勝率はインジケーターのデフォルトの値を読み込みます。インジケーターのパラメーターを変更したい場合はこちらの方法で変更してください。
※勝率計算を内包しているインジケーターでは正常に動かない場合が多いですので必ずお試し期間中にお確かめ下さい。
※正式に対応しているのは1時間足までです。それ以上の時間足はFX業者のヒストリカルデータによっては正しく計算されないことがありますので、お試し期間中にお確かめください。
MT4勝率表示インジケーターの設定方法
WinRateProをダウンロードしたら、MT4のIndicatorsフォルダにファイルを直接コピーし、MT4を再起動してからチャートに適用してください。
ご利用にはDLL許可が2箇所必要ですので、こちらを参考に設定を変更してください。
※データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターには未対応ですのでご了承下さいませ
パラメータの設定(インジケーターの設定項目)
インジケーターのファイル名:
ここに勝率を計測したいインジケーターのファイル名を入力します。ただし「.ex4」の拡張子はいれないようにしてください。
HIGH(LOW)シグナルのインデックス:
ここにご利用のインジケーターのインデックス番号を入力するのですが、インデックスってなに?という方はこちらを参考にして下さい
サインが出たローソク足の◯本後の終値で判定:
通常の矢印が確定した次の足ではいるインジケーターですと「1」に設定しておけばよろしいですが、例えば「highlow15分の10分後判定」などの勝率を出したい場合は、ここを「2」にすれば次の次足で判定になりますので検証が可能です。
マーチン回数:
1~5回まででご利用のマーチン回数を入力して下さい。
矢印がたくさんでるインジケーターをお使いの場合に、マーチン回数を多く設定すると、「前のエントリーサインのマーチンが終わる前に新しいエントリーサインがでる」という事がおこります。
その場合に矢印が混在してしまうことが起こりますが、表示される勝率については問題ありません。
勝率表示設定
勝率を計算する期間:
勝率計算を行う期間(ローソク◯本分)の設定です。長く設定すればより正確な勝率に近づきますが、そのぶん計算に時間がかかりますのでCPUのスペックを要求します。お使いのPCの性能をみながら調整して下さい。
GMTとサマータイムの設定・各市場時間設定
GMTオフセット:
デフォルトでは+2で、ほとんどのMT4サーバーに日本時間で対応しています。
もしお使いのFX業者が特殊なところをお使いでしたら、こちらの記事にGMTオフセットの変更について詳しく解説していますので参考にして下さい。
WinRateProはサマータイム切り替え時の調整は自動で行いますが、この時の基準とする国は初期設定ではアメリカになっています。
各市場時間設定(日本・ロンドン・ニューヨーク):
勝率表示する市場の区切りをここで設定できます。基本的にデフォルトで問題ないかと思いますが、取引手法によってお好みで変更して下さい。(オセアニア時間の区切りはございません)
ATRフィルター設定
ATR(Average true range)は値動きがどれくらい活発化を測るテクニカルインジケーターです。ATRフィルターを使うと値動きが少なく負けやすいところはサインを除外して勝率を計算してくれるようになります。
ATRが設定値未満のときはサインを無視する:
ATR設定がデフォルトでは「0.0」になっており、これがオフの状態です。ここの数値を増やせば、ATRがその数値以上のときしかエントリーしないという条件で勝率計算が行われます。
ATRの時間軸:
マルチタイムフレームに対応しておりますのでお好みの時間に調整してください。
ATRの期間:
ATRの計算期間の調整です。
インジケーターのパラメータ設定
ここを設定することでインジケーターのパラメータ変更後の勝率に対応できます。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
設定の変更ですが、サインツールのパラメータが24個を超えるものは未対応です。25個以降を無視して稼働したら動くというご連絡もいただきますが、サポート対象外ですのでご了承くださいませ。
通知設定
シグナルが確定したらアラートを出す:
インジケーターには矢印が確定してもアラートを出さないものが一定数存在しますので、代わりにWinRateProがアラートをだしてエントリーのお知らせを補佐する機能です。
アラート文字(AMT読み取り用):
AMTでの自動売買で拾えるアラート文字の設定が可能です。→参考リンク
WinRateProのメイン画面
左下のマーチンON-OFFボタンで、勝率計算にマーチンを含めるかどうかを選択できます
『<』をクリックで表示エリアをコンパクトにできます
WinRateProのメイン画面は、市場別と曜日別に分けて勝率が表示されます。マーチンのON-OFFもこの画面から行います。
市場時間を区切るタイミングの設定はこちらから、マーチンの回数変更はこちらのパラメータから変更してください。
なお、表示位置はドラッグ&ドロップでチャート内を自由に変更可能です。
WinRateProを1分足や5分足などの短い時間軸で利用すると、曜日の一部が0%の状態になります。これはパラメータの『勝率を計算する期間』が足りていないことが原因ですので、期間を伸ばして対応してください。
よくある質問
設定方法について
ここで配布しているものはEA門のサブスクリプションに含まれておりますので、EA門のご利用をやめると動作が停止しますが、シストレファクトリーのものは買い取りなので、EA門のご利用を終了しても使い続けることができます
おそらくインジケーターがバッファ型ではなくオブジェクト型のものです。残念ながらオブジェクト型は対応ができません。
データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターとサブチャートに矢印がでる(RSIなど)サブチャート型のインジケーターには残念ながら未対応です。
WinRateProは読み取るインジケーターの「デフォルトの状態」を読み込んで計算していますので、パラメータ変更をすると矢印がずれてしまいます。変更が必要な場合はこちらの方法で変更してください。
ただし、パラメータ欄が24個を超えるものは未対応です。動くという報告もありますがシストレファクトリーでは確認ができませんのでご自身でテストをお願いします。
サインがでた足の次の足の始値と終値を比較して判定しています
残念ながらWinRateProは時間別の指定はできず、基本は最新の足から遡ってローソク足◯本分の勝率になります。
時間別勝率を出したい場合はバックテストをご利用くださいませ。
認証付きのインジケーターが動くかどうかはその作りに依存します。
通常通り設定して動かない場合は専用のWinRateProを作成しての対応となります
表示がおかしい場合
これはインジケーターにバックテストや自動売買対策がされているインジケーターで起こります。仕組みとしては全部の足に0や1などのバッファを入れて削除するという特殊な動作を繰り返し行なっています。
残念ながらこのタイプは対応ができません。もちろん自動売買などでも動かすことができません。(アラートでのエントリーなら可能)
そちらは通常のローソク足にもバッファが入っている特殊なインジケータですので未対応です。なお、表示されている勝率に関しては問題ありませんので、そのままお使いいただく事もできます。
MT4は古いプログラムですので、特殊な解像度に対応できないことがあります。
こちらを参考に互換モードをお試し下さい。
WinRateProの勝率計算は「
ご利用のインジケーターが、上記の計算以外で勝率を出している場合は誤差が出てくるかと思います。
また、インジケーターによってはリペイント後のサインを計算に含めて勝率をよく見せるものも多く存在しますが、WinRateProは中立の立場で、リペイントを含めない正しい勝率を表示します。
WinRateProはMT4チャートのサインがでた足の次の足の始値と終値を比較して判定しています。
そして自動売買システムですが、こちらは実際のハイローオーストラリアなどにエントリーしてその結果を判定しています。
MT4チャートの価格はMT4をご利用のFX業者ごとに異なりますので、ハイローオーストラリアの価格と完全に一致はしておらず、そのため両者の勝敗結果が異なることが起こります。
特に1分足など0.1pipsの差が勝敗に影響があるお取引で、結果のズレが大きくなりますが、WinRateProはあくまでMT4チャート上の勝率ということで、目安としてご利用くださいませ。
対策としては15分以上の足でトレードを行えば誤差は少なくなります。
まず仕様としてWinRateProはiCustom関数を利用してバッファに格納された値を読む仕組みであるため、矢印サインはバッファにより表示したもののみ読み取ることができます。
WinRateProはチャートへの挿入時の最初のみパラメータで指定された分の過去ローソク足のバッファをiCustom関数で取得し、その後はパラメータで指定された判定本数に必要な最小限のローソク足本数のバッファのみiCustom関数で取得しています。
そのため、過去1本以上前のローソク足のバッファに値を入れたり削除したりする挙動を行うサインインジケーターの場合は、WinRateProが意図通りに値を読むことができない場合があります。
基本的に最新足で入れたバッファ値がその後修正されず、また、リアルタイムチャートにサインインジケーターを挿入した後に動かし続けた時に出ているサインと、サインインジケーターをチャートに挿入した直後に過去足に出るサインが完全に一致するもの(全くリペイントしないサインインジケーター)であれば、WinRateProは正常に作動いたします。
少しでもリペイントする要素があるサインインジケーターの場合、それが意図的であろうと意図しないものであろうと、WinRateProの表示が期待したものではない可能性が出てきます。
WinRateProはインジケーターのデフォルトの位置を表示しますので、パラメータを変更していない場合は、そのインジケーターはリペイントしている可能性が高いです。
MT4の仕様で、読み込むインジケーターの矢印の色の変更はできません。
WinRateProが対応しているのは1時間足までです。それ以上の時間足はFX業者のヒストリカルデータによっては正しく計算されないことがあります。(業者によって区切る時間が異なっていたり、週6本足チャートだったり、サマータイム変更タイミングがずれていたりするので大きな時間足は誤差が生じます)
インジケーターによっては、取引回数の表示に「エントリーした回数」ではなく、「ローソク足の本数」が表示されるものが存在します。
そのインジケーターは矢印を出していないローソク足にもバッファ値が入力されている特殊なインジケーターですので残念ながら対応ができません。
その他
勝率を計算する期間が長くなればそれだけCPUのパワーを使います。また適用するチャート数が多くてもCPUを使います。特にインジをチャートに適用直後は一斉に計算を始めますので重くなります。ただし、一度計算が終わればそこまでCPUは使いません。
またMT4はシングルコアしか利用できない古いプログラムなので処理速度には限界があります。ですので、ご利用のPCのスペックに見合った許容できる範囲をご自身で見極めてご利用下さい。
WinRateProはサインインジケーター用のツールです。ChangeToEAはEAなので稼働はできません