※こちらはインジケーターですので、MT5のIndicatorsフォルダにいれてご利用下さい。
開発者:シストレファクトリー
MT5のチャートに勝率表示ができるインジケーター「WinRatePro_MT5」の特徴
WinRateProは、バイナリーオプションのサインインジゲーターの勝率をリアルタイムでMT5のチャートに表示するインジケーターです。
WinRateProをチャートに適用して、indicatorsフォルダに入っているサインインジケーターを読み込んで利用します。
指定したローソク本数内の「取引回数」と、「市場別や曜日別の勝率」が表示されますので、短期間のバックテストの代わりとしてご利用いただけます。
インジケーターの勝率が40%を切っている時などは、明らかにファンダメンタルズが主体でテクニカルが効かない相場です。WinRateProを表示することでこの危険な時間帯を避けることができます。
・期間別の勝率を表示することができる
・マーチンあり&無しの勝率も計算できる
・マーチンの回数設定は1~5回まで可能
・曜日別の勝率も表示可能
※データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターとサブチャートに矢印がでる(RSIなど)サブチャート型のインジケーターには未対応ですのでご了承下さいませ
※勝率はインジケーターのデフォルトの値を読み込みます。インジケーターのパラメーターを変更したい場合はこちらの方法で変更してください。
※勝率計算を内包しているインジケーターでは正常に動かない場合が多いですので必ずお試し期間中にお確かめ下さい。
※インジケーターによっては、取引回数の表示に「エントリーした回数」ではなく、「ローソク足の本数」が表示されるものが存在します。そのインジケーターは矢印を出していないローソク足にもバッファ値が入力されている特殊なインジケーターですので対応ができません。
バイナリーオプション勝率表示の設定方法
WinRatePro_MT5は、普段はコンパクトな形になっていますが、表示の上でクリックすると曜日別の勝率が表示され、マーチン計算のオンオフボタンが表示されます。
基本的な設定については、次項のパラメーターで変更していきます。
※データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターには未対応ですのでご了承下さいませ
なお、こちらのインジケーターはMT5の「DLLの使用許可が必要」です。
MT5上部メニューの【ツール】→【オプション】→【エキスパートアドバイザ】タブ→【DLLの使用を許可する】にチェックをいれてください。その後、インジケーターのパラメータ画面(全般)タブからもDLLの許可をしてください。
パラメータの設定(インジケーターの設定項目)
インジケーターのファイル名・・ここに勝率を計測したいインジケーターのファイル名を入力します。ただしこの時に「.ex4」の拡張子はいれないようにしてください。(※計測するサインツールは事前にIndicatorsフォルダに入れておいて下さい)
HIGH(LOW)シグナルのインデックス・・ここにご利用のインジケーターのインデックス番号を入力するのですが、インデックスってなに?という方はこちらを参考にして下さい
サインがでたローソク足の◯本後の終値で判定・・通常の矢印が確定した次の足ではいるインジケーターですと「1」に設定しておけばよろしいですが、例えば「highlow15分の10分後判定」などの勝率を出したい場合は、ここを「2」にすれば次の次足で判定になりますので検証が可能です。
マーチン回数・・1~5回まででご利用のマーチン回数を入力して下さい。
勝率を計算する期間・・ローソク◯本分の勝率を計算するかどうかです。当然長く設定すればより正確な勝率に近づきますが、そのぶん計算に時間がかかりますのでCPUのスペックを要求します。お使いのPCの性能をみながら調整して下さい。
勝率を表示するx軸座標・・勝率表示エリアを横軸でチャート上のどこに表示するかが指定できます。単位はpixelです。(詳しくは次の項目で)
勝率を表示するy軸座標・・勝率表示エリアを縦軸でチャート上のどこに表示するかが指定できます。単位はpixelです。(詳しくは次の項目で)
矢印がたくさんでるインジケーターをお使いの場合に、マーチン回数を多く設定すると、「前のエントリーサインのマーチンが終わる前に新しいエントリーサインがでる」という事がおこります。
その場合に矢印表示が混在してしまうことが起こりますが、表示される勝率については問題ありません。
チャート上のxとy軸座標について補足
xとy軸の座標ですが、MT5のチャート左上①を起点とし、②の位置を決めることで勝率表示エリアの位置を設定します。
例えばx軸を0、y軸を0にした場合に表示エリアは、チャートの左上ぴったり(①のところ)に表示されますし、x軸(横軸)を100、y軸(縦軸)を20でしたら表示エリアは右へ100pixel、下へ20pixel移動して表示されます。
HIGHとLOWの勝率を分けて表示する裏技
これはちょっとした裏技なのですが、バイナリーオプション取引の場合は、HIHGとLOWのエントリーを分けて表示したいという方もいるかも知れません。
その場合は一つのチャートにWinRateProを2つ適用し、上記のようにx軸とy軸を操作して表示位置をずらします。(これはそれぞれx330y80とx20y80に設定しています)
そして今回は例として「tester」というインジケータの勝率をHIGHとLOWを分けて表示してみます。まずtesterのインデックスですがHIGHが 0、LOWが1を持っているとします。
そこでまず片方のWinRateProのインデックス入力に正しいHIGH 0をいれます。そしてもう片方のLOWに、インデックスを拾わなくする数値「-1」をいれてください。するとHIGHしか勝率計算で拾わなくなります。
そしてもう片方のWinRateProのインデックスには、HIGHは拾いたくないのでここに「-1」をいれて、勝率を計算したいLOWに1に入力すれば、それぞれHIGHとLOWを別々に表示させることができます。
※この裏技はリペイントを行うツールなどでは正常に表示できないことが多いです。
GMTとサマータイムの設定・各市場時間設定
GMTオフセット・・デフォルトでは+2になっており、サマータイム基準国はアメリカになっていますが、基本的にここは変更しなくても多くのFX業者のサーバーに対応できます。
もしお使いのFX業者が特殊なところをお使いでしたら、こちらの記事にGMTオフセットの変更について詳しく解説していますので参考にして下さい。
各市場時間設定・・勝率表示する市場の区切りをここで設定できます。基本的にデフォルトで問題ないかと思いますが、取引手法によってお好みで変更して下さい。
また、サマータイムは自動で切り替わりますが、ご利用のFX業者によっては多少ずれることもありますのでご注意下さい。(XMなどは1週間位すれがあります)
通知設定
シグナルが確定したらアラートを出す・・こちらは矢印が確定してもMT5がアラートを出さないインジケーターが一定数存在しますので、そういったインジケーターの補佐として代わりにWinRateProがアラートをだしてエントリーのお知らせをします。
ATRフィルター設定
ATR(Average true range)フィルターを使うと、値動きが少なく負けやすいところはサインを除外して勝率を計算してくれるようになります。
ATR設定がデフォルトでは「0.0」になっており、これがオフの状態です。ここの数値を増やせば、ATRがその数値以上のときしかエントリーしないという条件で勝率計算が行われます。
インジケーターのパラメータ設定
ここを設定することでインジケーターのパラメータ変更後の勝率に対応できます。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
設定の変更ですが、サインツールのパラメータが24個を超えるものは未対応です。25個以降を無視して稼働したら動くというご連絡もいただきますが、サポート対象外ですのでご了承くださいませ。
よくある質問
設定方法について
おそらくフォルダの場所が間違っています。
このツールはEAではなくインジケーターですので、ExpertsフォルダではなくIndicatorsフォルダにいれてご利用下さい
EA門で配布しているものは月額課金で利用できるインジケーター群の一部になります。そのため、EA門の購読が終了すればご利用はできなくなります
シストレファクトリーさんで配布しているものは、単体ご購入後に無期限でご利用いただけます
おそらくインジケーターがバッファ型ではなくオブジェクト型のものです。残念ながらオブジェクト型は対応ができません。
データウィンドウに値が出力されない(インデックスの設定ができない)オブジェクト型インジケーターとサブチャートに矢印がでる(RSIなど)サブチャート型のインジケーターには残念ながら未対応です。
勝率を計算する期間が長くなればそれだけCPUのパワーを使います。また適用するチャート数が多くてもCPUを使います。特にインジをチャートに適用直後は一斉に計算を始めますので重くなります。ただし、一度計算が終わればそこまでCPUは使いません。
こちらのインジケーターはご購入時のMT5の口座番号認証を使い複製防止をおこなっておりますので、購入時に利用したMT5でしたら複数PCでのご利用は可能ですが、別の口座番号のMT5を使って複数同時利用をする場合は追加で購入していただかないとできません。
サインがでた足の次の足の始値と終値を比較して判定しています
残念ながらWinRateProは時間別の指定はできず、基本は最新の足から遡ってローソク足◯本分の勝率になります。
時間別勝率を出したい場合はバックテストをご利用くださいませ。
表示がおかしい場合
これはインジケーターにバックテストや自動売買対策がされているインジケーターで起こります。仕組みとしては全部の足に0や1などのバッファを入れて削除するという特殊な動作を繰り返し行なっています。
残念ながらこのタイプは対応ができません。もちろん自動売買などでも動かすことができません。(アラートでのエントリーなら可能)
そちらは通常のローソク足にもバッファが入っている特殊なインジケータですので未対応です。なお、表示されている勝率に関しては問題ありませんので、そのままお使いいただく事もできます。
MT5は古いプログラムですので、特殊な解像度に対応できないことがあります。
こちらを参考に互換モードをお試し下さい。
ご利用のインジケーターが勝率計算を内包しているものですと、勝率計算がぶつかり正しく計算ができない事が多く、サポート対象外ですので必ず無料期間中にお確かめ下さい。
また、WinRatePro以外の勝率表示インジケーターをチャートに適用するのも同じ理由で正常に動作しません。
勝率関連インジケーターは1つのチャートに1つでお願いします。
WinRateProはMT5チャートのサインがでた足の次の足の始値と終値を比較して判定しています。
そして自動売買システムですが、こちらは実際のハイローオーストラリアなどにエントリーしてその結果を判定しています。
MT5チャートの価格はMT5をご利用のFX業者ごとに異なりますので、ハイローオーストラリアの価格と完全に一致はしておらず、そのため両者の勝敗結果が異なることが起こります。
特に1分足など0.1pipsの差が勝敗に影響があるお取引で、結果のズレが大きくなりますが、WinRateProはあくまでMT5チャート上の勝率ということで、目安としてご利用くださいませ。
対策としては15分以上の足でトレードを行えば誤差は少なくなります。
WinRateProはインジケーターのデフォルトの位置を表示しますので、パラメータを変更していない場合は、そのインジケーターはリペイントしている可能性が高いです。
MT5の仕様で、読み込むインジケーターの矢印の色の変更はできません。
パラメータから設定する、ローソク足の最大計算本数はMT5の【ツール】→【オプション】→【チャート】の最大バー数に依存しますので実質無制限となります。
ただし、お使いのサインツールの作りも関係しておりまして、計算を軽くするために、「過去1000本までしかサインを表示しない」という作りのサインツールをお使いでしたら、
上記の最大バー数を変更しても計算は1000本までとなります。
あと注意事項として、MT5はチャートのキャッシュの書き換えが苦手なソフトです。
ですので、上記の設定を変えた後に、チャートを一度作り直すことで確実な変更ができます。
特にサインツールの作りに左右されることが多く、例えば一度うまく表示されたのに突然できなくなった場合などはほとんどが過去のキャッシュが残って正常に変更が完了していない場合が多いです。
ですので、設定変更後に必ずチャートの作り直しをお願いします。
WinRateProが対応しているのは1時間足までです。それ以上の時間足はFX業者のヒストリカルデータによっては正しく計算されないことがあります。(業者によって区切る時間が異なっていたり、週6本足チャートだったり、サマータイム変更タイミングがずれていたりするので大きな時間足は誤差が生じます)