※こちらはインジケーターですので、MT4のIndicatorsフォルダにいれてご利用下さい。
開発:Kudo
2つのサインツールを合成?「MixArrowForAMT」
異なるサインツールが2つありますが、このツールを合成すると・・・
このようにサインが一致したところだけエントリーするようになります
MixArrowForAMTは、2つのサインインジケーターの矢印を読み取って、その2つが一致したところのみを表示するツールです。
基本はバイナリーオプションの自動売買システム(AMTなど)で利用することを想定して作られています。
サインが一致した所だけのエントリーなので取引回数は少なくなりますが、2つのロジックがGOサインを出した確率の高いところでのみエントリーなので勝率の安定が見込まれます。
また、勝率表示機能もついているのでバックテストの手間も省けます。
MixArrowForAMTの使用方法
MixArrowForAMTは普段より、AMT(AutoMultiTrader)などの自動売買システムを利用している方向けのツールなので、ここでインデックスの設定やオブジェクト型、バッファ型についての解説は割愛させていただきます。
インデックスの設定については、FX-EAラボさんの解説が詳しく書かれているので参考にして下さい。
このインジケーターは、FX-EAラボさんのAMT専用補助ツール、SYSFAC_AMT_AUTOのコードが公開されていたので、その機能を一部そのまま流用して作りました。
ですが、中身はSYSFAC_AMT_AUTOとはだいぶ異なりますので、MixArrowForAMTの質問をFX-EAラボさんへ問い合わせしないようお願いします。
開発者:Kudo
MixArrowForAMTの準備
①MixArrowForAMT.ex4をダウンロードしたら、ファイルを直接MT4のIndicatorsフォルダにいれてください。
②合成したいサインインジケーター2つもIndicatorsフォルダに直接いれてください。
③MT4を再起動した後、MixArrowForAMTをお好きなチャートに適用したら準備完了です。
※読み込むバッファ型サインインジケーターはチャートにいれてもいれなくてもどちらでも可能です。
①MixArrowForAMT.ex4をダウンロードしたら、ファイルを直接MT4のIndicatorsフォルダにいれてください。
②合成したいサインインジケーター2つもIndicatorsフォルダに直接いれてください。
③MT4を再起動した後、オブジェクト型のサインインジケーターを先にチャートに適用してください。
④MixArrowForAMTをチャートに適用したら準備完了です。
※バッファ型のインジケーターはチャートにいれてもいれなくてもどちらでも可能です。
サイン読み取り設定
1つ目のインジケーターのファイル名:合成したいサインインジケータのファイル名を入力して下さい。(コピペ推奨)
読み取るサインの型:バッファ型かオブジェクト型を選択してください。
HIGHシグナルのインデックス(バッファ型のみ):インジケーターのHIGHインデックスを入力して下さい。
LOWシグナルのインデックス(バッファ型のみ):インジゲータのLOWインデックスを入力して下さい。
2つ目も同様に入力して下さい。
シグナル設定
アラートタイミング:
MixArrowForAMTがアラートを出すタイミングを設定します。「サインが出たら即アラート」と「サインが確定したらアラート」の2種類から選べます。
①サインがでたらすぐにエントリーしたい場合の設定
MixArrowForAMT側・・サインが出たら即アラート
AMT側・・アラート時刻
上記で即エントリーが可能ですが、エントリーした後に条件が変わって、ローソク足が確定する前にサインが消えた場合はMT4のサインと実際のエントリーは一致しなくなります。ただしロジックのエントリーとしては正しいものです。
②サインがでた次の足でエントリーしたい場合の設定
MixArrowForAMT側・・サインが確定したらアラート
AMT側・・アラート時刻より次の足
上記の設定だと、サインが00秒時点で残っていた場合にエントリーすることになります。通常はこちらのエントリーが一般的です。
【アラート文字】
ここを変えると、AutoMultiTraderで拾うアラートの先頭文字を変更することができます。
元インジケーターがアラートを強制で出すタイプのものや、複数のインジケーターを同時に使用しる場合。または時間ごとにアラートを区別する必要がある場合に利用してください。
初期設定では【AMTAUTO】になっています。(AMT側の設定はこちら)
【フライングエントリー】
フライングエントリーはアラートタイミングを『サインが確定したらアラート』を場合にのみ利用できる機能で、世界中からの注文が集中して約定しにくい00秒時点でのエントリーよりも指定の秒数分早くエントリーする機能です。
例えば「5(秒前)」と設定すると、55秒時点でサインがでていればエントリー、「3(秒前)」と設定すれば57秒にエントリーします。
フライングエントリーの注意事項としては、例えば「5」に設定していた場合、MT4のチャートで56~59秒時点にシグナルがでてサインが確定しても、55秒時点にはサインがなかったのでエントリーはしません。
そのため、MT4のチャートにはサインが残っているのにエントリーはされていないことが起こりますが、これはフライングエントリーの特性としてご了承くださいませ。
【過去サインを表示するローソク足の数】
過去のチャートをどこまで遡ってサインを表示するかの指定です。
注意事項として次の項目で紹介する「勝率を計算する期間」はここで設定した値以上は計算に含まれませんのでご注意下さい。
表示関連の設定
ここはサインの表示関連と、勝率関連の設定パラメータですが、わかりにくい部分の解説をしておきます。
サインが出たローソク足の◯本後の終値で判定:勝率計算の判定タイミングのパラメータです。通常の矢印が確定した次の足ではいるインジケーターの場合、「1」に設定しておけば問題ないです。
「highlow15分の10分後判定」などの勝率を出したい場合は、ここを「2」にすれば次の次足で判定になります。
勝率を計算する期間:勝率計算に使うローソク足の本数を指定します。ここを増やせばより正確な勝率がでますが、その分CPUパワーを使うので動作は重くなります。
なお、上で紹介している【過去サインを表示するローソク足の数】で設定した数値以上の計算は行えません。
MixArrowForAMTの注意事項
MixArrowForAMTは2つのロジックを合成する高度なツールですが、MT4の仕様により注意するべきところがあります。
ご利用前に必ず下記の内容をご理解下さい。
オブジェクト型サインインジケーターの場合、MixArrowForAMTよりも先にチャートに適用
オブジェクト型のサインインジケーターを読み込む場合、MixArrowForAMTを入れる前にチャート上に矢印を表示しておく必要があります。
MixArrowForAMTを最初にチャートに適用すると正しくサインの合成が行われません。必ず合成したいサインインジケーターからチャートに適用して下さい。
チャートのサインと実際のエントリーが一致しない
点滅するサインインジケーターを使って自動売買システムで即エントリー設定にしている場合、エントリーした後にサインが消えると、チャート上にサインがないのにエントリーは完了していることが起こります。
また、サインが出た次の足でエントリーする場合に、フライングエントリー設定をして早めにエントリーし、ローソク足確定前にサインが消えた場合も上記と同様のことがおこります。
サインインジケーターのアラートは消せない
MixArrowForAMTはサインインジケーターのデフォルトの情報を読み込みます。
そのため、サインインジケーターがアラートを鳴らす初期設定の場合、MixArrowForAMTのアラートが鳴った時に、読み込んでいるサインインジケーターのアラートも一緒に鳴りますが、これはコードを直接改変するしか止める方法がありませんのでご了承下さい。
チャートの勝敗と実際の勝敗は完全に一致しない
MixArrowForAMTはMT4チャートのサインがでた足の次の足の始値と終値を比較して判定しています。
そしてAMTなどの自動売買システムですが、こちらは実際のハイローオーストラリアなどにエントリーしてその結果を判定しています。
MT4チャートの価格はMT4をご利用のFX業者ごとに異なりますので、ハイローオーストラリアの価格と完全に一致はしておらず、そのため両者の勝敗結果が異なることが起こります。
特に1分足など0.1pipsの差が勝敗に影響がある取引で、結果のズレが大きくなりますが、MixArrowForAMTはあくまでMT4チャート上の勝率ということで、目安としてご利用ください。
対策としては15分以上の足でトレードを行えば誤差は少なくなります。
元インジケーターの表示はスルー必須
MixArrowForAMT利用時にサインインジケーターも合わせてチャートに適用する場合があるかと思います。
その際、サインインジケーターのグラフィック(オブジェクト)がそのままチャート上に表示されます。
そのため、エントリーに関する情報を表示したり、勝率計算がチャートに表示されるとMixArrowForAMTのエントリーや勝率表示と重なってしまう場合があります。
しかしサインインジケーターの持つグラフィック情報については、MixArrowForAMTからは関与できませんので、それらはスルーしていただくようお願いします。
これはMT4の仕様上、どうしても表示されてしまう部分なのでご了承くださいませ。
EA門に関するQ&A
こちらで詳しい入会方法を解説しています。
EA門の解約は入会よりも簡単です
こちらの記事で解約の手順を説明しています。
MT4のDLL許可は2箇所にチェックをいれる必要があります。
一つはMT4上部のメニューから【ツール】→【オプション】→【エキスパートアドバイザ】タブの「DLLの使用を許可する」のチェック。
もう一つはチャート上に適用しているインジケーターのパラメータ設定画面の【全般】タブから、「DLLの使用を許可する」にチェックが必要です。
EA門で配布しているツールの認証は、メタトレーダーの左上に表示されている口座番号でおこなっており、
リアル・デモ口座は関係なく稼働できます。
設定・仕様について
パラメータの変更はできません。インジケーターの初期設定の状態で稼働します。
もし、mq4ファイルでしたら直接コードからパラメータ値を変更することで対応は可能です
殆どの場合で可能ですが、動作自体は重くなりますのでご注意下さい。
MixArrowForAMTが直接サインを出しているわけではないので、MT4などではバックテストはできません。
読み込むサインインジケーターのアラートはMixArrowForAMTを使っても削除することができません。
AMTで自動売買をする場合、アラートが区別できるように、シグナル設定のアラート文字(AMT読み取り専用)パラメータに初期値で「AMTAUTO」をいれています。
これで合成したサインアラートにのみ、「AMTAUTO」の文字が追加されますので、あとはAMT側の通貨サイン設定にAMTAUTOを入力すれば、元のサインアラートではエントリーしなくなります。
バッファ型です
その他のトラブル
MixArrowForAMTはMT4の仕様に沿ったものでしたら読み込めますが、特殊なサインの出し方をするものには対応しておりません。
インデックスの数字0~20くらいを総当りで試して、オブジェクト型もひとまず試してそれでも動かないようでしたら、MixArrowForAMTでは拾えないインジケーターだと思います。
その場合は、専用の合成サインツールなどで対応するしかないです。
MT4は古いプログラムですので、特殊な解像度に対応できないことがあります。
こちらを参考に互換モードをお試し下さい。
インデックスの設定が間違っていますので見直して下さい。
また極まれにですが、サインを隠しているインジケーターも存在します。その場合はインデックスを総当りで試してみて下さい
MixArrowForAMTは、元サインツールの矢印の位置を勝手に変える動作はしないので、インデックスの設定が正しくできていないか、サイン情報が隠されているサインツールの可能性があります。
その場合は総当たりで正しいサインがでる数値を探して下さい。
MixArrowForAMTはサインツールのデフォルトの位置を表示しますので、インデックスの設定が正しいと仮定すると、そのインジケーターはリペイントしている可能性が高いです。
メインメニュー上の逆サインで損切(または利確)のどちらかがオンになっていた場合、逆サインが出たら同値でもポジションを解消します
MT4の仕様で、インジケーターに日本語などの2バイト文字を使っていると文字化けします。対策としてはMixArrowForAMTのMT5版をご利用下さい