MT5ツール

トラリピを自動化するEA(MT5版)

トラリピEA(MT5版)

開発者:Emi

MT4版はこちら
トラリピEA
トラリピを自動化してくれるEA(MT4版) 開発者:Emi https://dream-fx.work/trap_repeat_mt5/ トラリピE...

トラリピEA(TrapRepeat.ex5)とは?

 

TrapRepeat.ex5(トラリピEA)は、マネースクエアジャパンのトラップ&リピートイフダンや、インヴァスト証券のトライオートFX、外為オンラインのiサイクル注文などと同様の注文方法をMT5で稼働するEAで実現しています。

各業者が提供しているトラリピ注文の弱点として、取引手数料やスワップがとても割高に設定されており、たくさんの注文をこなすトラリピではかなり不利な環境でのトレードとなることが問題でした。

しかしMT5で稼働するトラリピEAならば、お好きなFX業者を選択することができます。

例えば国内FX業者でドル円スプレッドが0.3銭程度のオアンダなどを使えば、トラリピ提供業者と比べて取引コストを1/5程度にまで圧縮することが可能になります。

EA門ではトラリピEAを含めたすべてのEAが1週間無料お試しができますので、この機会にぜひ一度触ってみてください。

トラリピの取引手数料を比較してみました
トラリピで初心者が勝てない原因を解説
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トラリピEAの適用方法

フォルダ

それではトラリピEAの使い方を解説していきます。

まずトラリピEA(TrapRepeat.ex5)をダウンロードしたら、MT5の【Experts】フォルダにいれてください。(【Indicators】フォルダと間違える方が多いので注意してください。この時zip形式に圧縮されていたら必ず展開してからいれるようにしてください。)

その後、MT5を一度再起動してください。

 

トラリピEA

MT5を立ち上げると【ナビゲーター】ウィンドウに【TrapRepeat】表示されていますので、それをドラッグ&ドロップでチャートに適用します。

 

トラリピEA

チャートに適用すると右上にモルタルボード(学士帽子)マークが表示されますが、このマークが青色になっていれば適用は完了です。

もし青色ではなく灰色の場合は正しく適用できていないので、下記の記事を参考にして設定をしてください。

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MT5でEAが動かない時のチェック項目 MT5が動かない時にチェックする項目5つ EAをチャートに適用した時に、チャート右上の人のマークが灰色の時はEAの...

 

トラリピEAの使い方

トラリピEAの使い方は非常に簡単です。

まずはチャートに表示された上下の黄色いラインをドラッグして、トラリピ注文を入れる範囲を選択します。(MT4版に比べて水平線を摘まむ判定がシビアですが、これはMT5の仕様となります)

範囲指定

範囲が指定できたら、次の項の条件を指定します。

 

ダイアログからトラリピの注文条件を決定します

トラリピEA

 

【MagicNo.】(マジックナンバー)・・・チャートごとに注文を分けるための数字です。次の項目で詳しく解説しています。

【トラリピ停止中】・・・すべての設定を行ったらこのボタンを押すとトラリピが稼働します。もう一度押すと停止します。

【買】【売】・・・トラリピの方向を決めます。

【ロット】・・・注文ロットを入力します。通常0.01で1000通貨となります。

【トラップ本数】・・・指定した値幅に何本注文をいれるかの設定です。この数値に制限はありませんが、最初にはいる注文は必要証拠金を抑えるために21本までになります。→詳しくはこちら

【トラップ値幅】・・・数値を入力してチャートを一度クリックすると、注文と注文の値幅が自動で計算されます。

【トラップを追加(削除)】・・・トラップ数を上下に増やしたり減らしたりすることが出来ます。

【利益値幅】・・・利益確定の値幅を入力します。

ねね
ねね
範囲と注文条件を決めて【トラリピ停止中】を押せば自動売買がスタートします。最初は必ずデモトレードで試してくださいね
家の助
家の助
注文の種類は1つのチャートで1種類なので、例えばドル円に売りと買いを2方向入れるときなどは2つチャートを作るようにしてくださいね

 

マジックナンバー(MagicNo.)の解説

トラリピEA

マジックナンバーはチャートごとにランダムに付与されます

 

トラリピEAでは1つのチャートに付き一種類のトラリピ注文が可能です。

そのため、複数のチャートを作って様々な注文をいれていきますが、この時に注文が混ざらないように区別するための数字がマジックナンバー(MagicNo.)です。

マジックナンバーはランダムで自動付与され、チャートと取引タブのコメント欄に表示されます。

例えば、ドル円の買いトラリピを違う幅で2種類入れたい場合はチャートを2つ作りますが、マジックナンバーを見ることで取引タブからどのチャートの注文かを区別することが出来ます。

 

コメント欄の表示方法(マジックナンバーの表示)

ねね
ねね
MT5の初期設定ではマジックナンバーを取引タブから見ることができませんので、下記の方法で表示できるように設定しましょう
トラリピEA

【ターミナル】の【取引】タブをひらいて、取引ウィンドウ上で右クリック

 

トラリピEA

取引タブに【コメント】欄が表示されるようになりました

 

トラリピEAの注意事項

簡単操作でシンプルなトラリピEAですが、実は見えない部分に高度な技術がたくさん詰め込まれています。

しかし、一部MT5の仕様を超えて開発されていますので、ご利用の際に少しだけ気をつけていただくところを解説していきます。

 

マジックナンバーが重複したら手動で変更

トラリピEA

 

チャートを複数作成するとたまにマジックナンバーが重複して付与されてしまうことがあります。

これはMT5のChartIDという仕様が原因で起こりまして、EAからのコントロールができませんのでどうしても発生します。

そのため、マジックナンバーが重複したら手動で番号を変更するようにしてください。

 

トラリピ稼働中にチャートを削除しない

トラリピEAは、PCが落ちたりMT4を再起動すると安全のため、全てのチャートが停止状態になります。

しかしチャートの情報はPCに記憶しているので取引がずれたり消えたりすることはなく、【トラリピ停止中】のボタンを押して【トラリピ稼働中】にすれば何事もなかったように再び注文が読み込まれて再稼働します。

しかしトラリピ稼働中(すでにポジションあり)のチャートを、間違えて消してしまった場合は、下記の手順で復元をします。

①取引タブから復活させたい通貨とマジックナンバーを確認する

②その通貨のチャートを作ってトラリピEAを適用する

③復活させたいマジックナンバーを入力する。

家の助
家の助
トラブルを避けるために、トラリピポジションをもった状態でチャートを消さないということが大事です

 

一度に入る指値は21本まで

トラリピ

ためしにトラップ本数を『50』でいれてみます

 

トラリピ

しかし指値ラインはなぜか21本までしか注文されません

 

取引タブ

取引タブを見ても21本しか注文がはいっていません

 

FXのトレードには元手となる証拠金が必要です。

MT5の仕様ではこの証拠金は、指値をいれるだけでも一部拘束されてしまいます。

そして証拠金が不足した状態で注文を出すと注文一覧には表示されますが、レートが約定価格に達した瞬間に注文が勝手にキャンセルされて通らない状態になります。

その不便な状況を減らすため、トラリピEAでは初期状態で注文を出すのは指定した範囲の中心から上下10本ずつに制限しています。

そしてレートが指値に近づいたら残りの注文を少しずつ追加していき、拘束される証拠金をなるべく抑える親切設計になっています。

そのため、トラップ本数を多めにいれても実際の稼働で指値が見えるのは数本です。これは不具合ではないのでご安心ください。

 

ポジションを持っている場合は手動で決済

決済

トラリピEAは自由に稼働と停止ができます。

ただし停止の際に取り消しされるのは指値注文のみで、すでにポジションを持っていた場合は自動で決済はされません。

EAを停止した後に、それぞれのポジションは個別で決済してください。

 

MT5は持てるポジション数の上限がある

ポジション

 

トラリピは比較的多くのポジションを持ちますが、MT5は1つの口座で持つことができるポジション数に制限があります。

例えば海外のAXIORYやTITANは200ポジションまでという制約がありまして、最大ポジションを持つと操作ログに「Position limit reached」というエラーがでて、それ以上注文が通らなくなります。

業者によって最大ポジション数が異なりますので、注文幅を調整するか、多くのポジションを持ちたい場合はMT4を2つ使うなどして分散するようにしてください。

 

定型チャートは使わない

定型チャート

これはトラリピEAに限らず、チャート上に勝率表示や水平線、その他色々なオブジェクトを表示するインジケーター全てに共通することですが、MT5の仕様により【テンプレート】機能での呼び出しはご法度となります。

MT5はチャート上にデザイン的なものを表示するのが苦手で、このテンプレートを使うとオブジェクトに色々な表示エラーが起こります。

MT5は現在進行系でアップデートされていきますが、ここに関してはチャートの仕組み自体を変えなければ解決はできないようでMT4時代から続く残念な仕様です。

高度なEAを作ることのできる開発者の間でテンプレートは触れてはいけない鬼門とされておりますのでご注意ください。

 

Q&A

EA門に関するQ&A

EA門への入会方法がわからない

こちらで詳しい入会方法を解説しています。

EA門の解約はすぐにできますか?

EA門の解約は入会よりも簡単です

こちらの記事で解約の手順を説明しています。

 

設定に関するQ&A

範囲指定の水平線がつかみにくいです

水平線の判定が狭くて申し訳ございません。これはMT5の仕様によるもので、EAからは調整ができない部分となります。

もし使いにくい場合はMT4版でしたらもう少し判定が広いのでそちらをご利用ください

トラリピをオンにしても指値がはいらない

下記の原因が考えられます。

・MT4の仕様で、土日などの市場が動いていない時は指値注文がはいりません。この場合はトラリピEAをそのままオンにしておけば、休み明けの市場が動くと同時に指値ははいっていきます(ただし市場クローズ時に一定以上注文が送信されたらレート制限にかかってリジェクトされる状態がそのまま市場オープン後も続くということもあるので、1番良いのは市場スタート後に再セットです)

・指値をいれるロット数に対して証拠金が足りていない

・通貨ペアに制限がある口座を使っている。(口座開設ボーナスが付いている口座などで、特定通貨の注文がいれられないものがあります

過去のエントリーサインを消したいです
過去エントリー

トラリピEAでトレードをすると、チャートが過去のエントリーサインだらけになってしまうことがあります。

これではチャートが見にくいという方は、MT5上部メニューから【ツール】→【オプション】→【チャート】タブを選択し、【取引履歴を表示】のチェックを外してください。

ハーフ&ハーフは2つチャートを作る必要があるのですか?

トラリピEAは売りと買いを1つのチャートで設定できませんので、同一のチャートを2つ作って個別で売りと買いの設定をお願いします

その他のトラブル&エラー

「重大なエラーdataTmpのサイズが不正です」と表示されます

MQL5/Files/TrapRepeat/ このフォルダの中に TrapSettings_EURGBP_12345.csv(12345の部分はマジックナンバー)という、ダイアログで設定した値が保存されているファイルがあるのですが、このファイルが破損するとこのエラーが出現します。

設定ファイルの読み書き中にMT5の異常終了やVPSの再起動などが起こるとファイルが破損する可能性があります。また、ファイルを手動で書き換えたりしてもこの問題が発生します。

対処方法は、現在動かしているトラリピに対応する設定ファイルを削除し、再度全く同じ設定でトラリピを動かしてください。

マジックナンバーやトラップ本数、利益値幅を完全に同じにして稼働再開すれば、現在持っているポジションは問題なくEA内で引き続き管理されます。

手順
・チャートを削除する
・MT5を終了する
・設定ファイルを削除する
・MT5を起動する
・チャートを作成する
・元の設定どおりに値を入力し、トラリピを開始する

パネルの文字が見切れてしまう

MT4は古いプログラムですので、特殊な解像度に対応できないことがあります。

こちらを参考に互換モードで稼働してください。

トラリピ停止中のボタンをクリックしても稼働しない

買いか売りのどちらかを指定しないと、クリックしても稼働できないようになっています